[音] | コ |
[訓] | しゅうとめ |
しゅうと | |
おんな | |
しばらく |
《意味》
【姑息】こそく
根本的な解決をせずに、その場だけの間に合わせにする様子。一時しのぎ。一時逃れ。
「姑息な手段」「因循姑息」
【姑く】しばらく
さほど長くはないが、すぐともいえないほどの時間がかかるさま。
「姑くお待ちください」「姑く様子を見よう」
「暫く」とも書く。
【姑】しゅうとめ
結婚した相手の母。夫または妻の母。
「しゅうと」とも読む。
《姑の十七見た者ない》しゅうとめのじゅうしちみたものない
姑は、私の若い自分はこうだった、と自分のことを何かというと引き合いに出して嫁に小言を言う。
だが、誰も姑が十七の頃を見た者はいない。
だからそんな口がきけるので当てにはならないこと。
「親の十七子は知らぬ」
【因循姑息】いんじゅんこそく
古いしきたりに捕らわれて、思いきりが悪く、一時逃れに事を運ぼうとすること。
決断力に欠け、消極的なこと。
「因循」は「因りて循う」で、古い習慣に捕らわれて、改めようとしないこと。
【外姑】がいこ
夫から見て、妻の母。
「外舅」
【舅姑】きゅうこ
しゅうと(舅)と、しゅうとめ(姑)。
【慈姑】くわい
オモダカ科の多年草。水田に栽培する。葉は長い茎をもち、矢形で、秋、白色の小さい花を開く。地下の球茎は、直径三㎝ほどで食用。
「烏芋」とも書く。
植物園へようこそ!「クワイ」
【小姑】こじゅうと
夫(または妻)の姉妹。こじゅうと。
《小姑一人は鬼千匹にむかう》こじゅうとひとりはおにせんびきにむかう
嫁にとって小姑は一人で鬼の千匹にも相当するほど恐しくいやなもので、大変な苦労をさせられることのたとえ。
「小姑は鬼千匹」ともいう。
【梯姑】でいご
マメ科の落葉高木。インド原産。江戸時代に渡来。観賞用に暖地で栽培する。葉は互生し、大形。5~6月、枝先に総状花序を出し、緋紅色の蝶形花を密生する。デイコ。
「梯姑の花が咲く」
「梯梧」とも書く。
植物園へようこそ!「デイゴ」
【麻姑搔痒】まこそうよう
物事が思い通りになること。
「麻姑」は中国の仙女。美しく、手の爪が長く、鳥のようだったといわれる。
後漢の蔡径が、麻姑という仙女の爪の長いのを見て、痒い所をかいてもらったらさぞ気持ちがいいだろうと思ったことから。
「孫の手」の「孫」は、もともと「麻姑」で、形も鳥の爪のようだった。
「麻姑を倩うて痒きを搔 く」ともいう。
「隔靴搔痒」
【鼠姑】わらじむし
甲殻綱等脚目の節足動物。体長1㎝内外。体は灰褐色の長楕円形で、十数個の節から成る。ダンゴムシに似るが扁平で、触れても球状にならない。落ち葉・石などの下や床下にすむ。
「草鞋虫」とも書く。
Wikipedia「ワラジムシ亜目」